まずは「どこに、何のために設置するか」を決めましょう
防犯カメラ選びで最初に大切なのは、カメラの性能だけを見るのではなく、設置場所と目的を整理することです。屋外か屋内か、夜間も撮影したいか、スマホで見たいか、録画を何日残したいかによって、必要なカメラや録画機の構成が変わります。
- 屋外に設置する場合は、防雨性能や夜間撮影性能を確認します。
- 店舗・事務所では、録画日数やスマホ確認のしやすさも重要です。
- 駐車場や資材置き場では、画角・夜間撮影・通信環境を確認します。
- 自治会・町内会で導入する場合は、助成金や設置場所の合意形成も確認しておくと安心です。
防犯カメラを選ぶ基本の流れ
迷った場合は、次の順番で考えると機器構成を決めやすくなります。
設置場所を決める
屋外、屋内、駐車場、出入口、レジ周り、事務所内など、どこを撮影したいのかを決めます。
撮影目的を決める
防犯目的、トラブル確認、来客確認、車両確認、作業状況確認など、重視する目的を整理します。
配線方法を選ぶ
LANケーブルで安定させるPoE、既存同軸配線を活用する同軸、配線を減らすWi-Fi、ネット回線がない場所向けのSIMなどから選びます。
画素数と録画日数を決める
画質を重視するほどデータ量は増えます。必要な保存期間に合わせてHDD容量も検討します。
配線方法別の選び方
防犯カメラは、配線方法によって設置のしやすさや安定性が変わります。一般的には、安定性を重視する場合はPoEカメラ、既存配線を活用する場合は同軸カメラ、配線が難しい場所ではWi-FiやSIMカメラを検討します。
| 種類 | 特徴 | 向いている場所 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| PoEカメラ | LANケーブル1本で映像通信と電源供給ができます。安定性を重視する場合におすすめです。 | 店舗、事務所、倉庫、工場、マンション共用部 | 録画機からカメラまでLAN配線が必要です。 |
| 同軸カメラ | 既存の同軸ケーブルを活用しやすい方式です。古い防犯カメラからの入れ替えに向いています。 | 既設カメラの交換、マンション、店舗、事務所 | 映像方式や録画機との互換性確認が必要です。 |
| Wi-Fiカメラ | 映像通信を無線で行うため、LAN配線を減らせます。電源は別途必要です。 | 個人宅、小規模店舗、配線が難しい場所 | Wi-Fi電波が弱い場所では映像が不安定になる場合があります。 |
| SIMカメラ | SIM回線を使うため、インターネット回線がない場所でも利用できます。 | 畑、資材置き場、駐車場、工事現場、仮設現場 | SIM契約、通信量、電波状況の確認が必要です。 |
画素数の選び方
画素数が高いほど映像は細かく確認しやすくなりますが、録画データ量も増えます。必要な確認レベルと録画日数のバランスを考えて選ぶことが大切です。
200万画素
フルHD相当の画質です。出入口や通路など、全体の状況確認を重視する場所に使いやすい画素数です。
500万画素
200万画素より細部を確認しやすく、画質と録画日数のバランスを取りたい場合に向いています。
800万画素・4K
人物の特徴や車両の状況などをより細かく確認したい場合に向いています。HDD容量は余裕を持たせると安心です。
画素数選びの注意点
高画質カメラを選べば必ずよい、というわけではありません。撮影範囲が広すぎると人物の顔や車のナンバーが小さく映ることがあります。確認したい対象までの距離や画角もあわせて確認しましょう。
設置場所別のおすすめ構成
設置場所ごとに、重視したいポイントは変わります。下記は一般的な目安です。
| 設置場所 | 重視したいポイント | おすすめの考え方 |
|---|---|---|
| 店舗 | 出入口、レジ周り、店内の死角、トラブル確認 | 録画機付きのPoEまたは同軸カメラ構成がおすすめです。スマホ確認もできると便利です。 |
| 事務所 | 出入口、受付、倉庫、夜間の侵入対策 | 安定性を重視してPoEカメラを検討します。必要に応じて録画日数を長めに確保します。 |
| 駐車場 | 車両の出入り、夜間撮影、広い範囲の確認 | 屋外対応・赤外線撮影・高画質カメラを検討します。ネット回線がない場所ではSIMカメラも候補です。 |
| 戸建て住宅 | 玄関、駐車場、勝手口、敷地内の侵入対策 | 配線できる場合はPoE、配線が難しい場合はWi-Fiカメラを検討します。夜間撮影性能も確認しましょう。 |
| 自治会・町内会 | 道路、公園、ごみ置き場、通学路、防犯抑止 | 長期運用を考えて、安定した録画機付き構成がおすすめです。助成金の対象条件も確認しましょう。 |
カメラ形状の選び方
防犯カメラには、バレット型、ドーム型、PTZカメラ、広角カメラなどがあります。見た目や撮影範囲、設置場所に合わせて選びます。
バレット型
カメラの向きが分かりやすく、防犯の抑止効果を出しやすい形状です。屋外設置でもよく使われます。
ドーム型
威圧感が少なく、店舗や事務所の屋内に設置しやすい形状です。天井設置にも向いています。
PTZカメラ
上下左右の首振りやズームができるタイプです。広い範囲を確認したい場合に便利です。
広角・パノラマカメラ
1台で広い範囲を撮影しやすいタイプです。死角を減らしたい場所に向いています。
夜間撮影で確認したいこと
夜間も撮影する場合は、赤外線照射距離や設置場所の明るさを確認します。完全に暗い場所でも赤外線対応カメラで撮影できますが、カラーで撮影したい場合は照明環境も重要です。
赤外線撮影
暗い場所でも白黒映像で撮影できます。夜間の防犯目的では基本となる機能です。
カラー夜間撮影
周囲に一定の明るさがある場合や白色LED搭載カメラでは、夜間でもカラー映像を確認できる場合があります。
録画方法と保存期間の考え方
防犯カメラは、映像を見るだけでなく、あとから確認できるように録画を残すことが重要です。録画機にHDDを搭載する構成であれば、複数台のカメラ映像をまとめて保存できます。
保存期間は、画素数・カメラ台数・HDD容量・録画設定によって変わります。詳しい目安は、録画時間ページも参考にしてください。
録画時間の目安を見る購入前チェックリスト
購入前に次の項目を確認しておくと、設置後のトラブルを減らしやすくなります。
- 撮影したい場所とカメラ台数は決まっているか
- 屋外設置の場合、防雨仕様のカメラになっているか
- 夜間も撮影したい場所か
- LAN配線・同軸配線・電源配線が可能か
- スマホやパソコンで遠隔確認したいか
- 録画を何日程度残したいか
- インターネット回線がない場所ではSIMカメラが必要か
- 自治体の助成金・補助金を利用できる可能性があるか
設置場所に合った防犯カメラ選びもご相談ください
防犯カメラ専門店アチェンドでは、設置場所・カメラ台数・必要な録画日数に合わせて、機器構成をご案内しています。店舗、事務所、駐車場、自治会・町内会向けのご相談も承ります。
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